また来た・・・・ゾウ [哺乳類]
ゾウが続きます。
2日後の夕方、また家に来ました。
前回同様、家の中から写真を撮りました。
ちょっと角度が違うので、右側にニワトリ小屋が写っています(ニワトリはいませんが・・・)
台所のドアを開けてみました。
びっくりしたようです。
くわえていた枝を落としてしまいました。
玄関から外に出て、家の陰から撮ってみました。
倒されているのは、ニワトリ小屋の横の木です。
10ヶ月程前の写真と比べると・・・・
幹が2本無くなっているようです。
右側が少し前に折られた感じですね。
左側が今回、バキバキにされた方みたいです。
これが全メンバーだったと思います。
5頭の群れのようです。
Norman Carr によれば Luangwa Valley では、メスとその子供などからなる
4~6頭の家族群が典型的な構成とされています。
我が家を訪れたゾウたちも、家族だったのでしょう。
続・家にも来た・・・・ゾウ [哺乳類]
前回の続きです。
恐いので、写真は家の中から撮っていました。
300mmのレンズを使っていたと思います。
アップで・・・・(300mm+テレコンかも)
別の個体です
なかなか帰らないので、家の外に出てみました。
ちょっとびっくりしたようで・・・・
木の枝をくわえたまま逃げていきました。
しつこく追っていったら・・・・
横目で見られて・・・
振り向いて・・・
にらまれました。
家にも来た・・・・・ゾウ [哺乳類]
前回の更新から、またまた、ずいぶんと間が空いてしまいましたが・・・・・
また、ゾウです。
当然、家の周りにも出没しているのですが、日中は家にいないことが多いので
来てるかどうかわかりません。
夜中に来て、家の裏の木をバキバキ折っているのは知っていたのですが・・・・。
8月のある日、日中にやってきました。
家の裏です。右端のコンクリートは、薪ボイラー(壊れてます)です。
下には、水洗トイレの壊れたタンクがあります。
株立ちになっている幹の1本を倒したようです。
皆、集まって食堂のようです。
おいしいのだろうか・・・・?
むしり取って・・・・
くわえすぎ・・・・・
オフィスに来た・・・・ゾウ [哺乳類]
諸般の事情で、更新が滞っておりましたが・・・・。
ぼちぼちとですが、また、始めたいと思います。
前回に引き続き、ゾウの話です。
ゾウの住んでいるところに、建物や道路を勝手に作っているわけですから、
その周辺にゾウが出没するのは当然のことではありますが・・・。
やはり、近くをウロウロされると、ちょっと恐いような・・・。
事務所の国旗掲揚ポールの向こうに1頭、向かって左の方にも1頭います。
右側に移っているのは、我が家か隣の家でしょう。
ちょっと近づいてきたので、タイピストが追い払いに行きました。
ちょっと大きな声を出せば、すごすごと去っていったような気がします。
ゾウが通ったあとで、妙なものを拾ったことがあります。
背中側
腹 側
ダニだと思うのですが・・・。
妙につやつやして、しっかりとした肌触りだったように記憶しています。
タバコと比べると、2~3cm はありそうです。
ちなみに、タバコは Rothmans です。
かわいそうだ・・・ゾウ [哺乳類]
アフリカゾウの寿命は、70歳ぐらい。
10~12歳で性成熟し、その体は、生涯をとおして成長しつづけ、
体高(肩高)は3mにもなるそうです。
ゾウの臼歯は、何回か生え替わるのですが、
最後の臼歯がすり減ると、食べることが出来なくなって死んでしまうということです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
最後の歯まで使えるゾウは、天寿を全うしたということになるのでしょう。
中には密猟やケガなどで命を失う個体もいることでしょう。
ある日、事務所の近くで(1~2km位離れたところですが)、若いゾウを見つけました。
周りにほかのゾウはおらず、どうもケガをしているようでした。
事務所に戻って、これを伝えたところ、即座に射殺が決定です。
若いゾウだし、ケガの様子もわからないし、何も殺さなくても・・・と思ったのですが・・・。
ケガをしているゾウは危険ということで、国立公園の職員によって射殺されました。
こんな事になるなら、教えない方が良かったかな・・・とも思いましたが、
現地の人も一緒に見たので、やむを得ないことでした。
殺されたゾウがどうなったかというと、解体され、たぶん食料として配られたのだと思います。
射殺されたゾウの写真もありますが・・・。
かわいい・・・・ゾウ [哺乳類]
徳山動物園のマルミミゾウが、実は違っていた という記事がありました。
和名だとちょっとわかりにくいですが、アフリカゾウですね。
マルミミゾウの英名は African Forest Elephant 。
普通にアフリカゾウと呼ばれている方は、 African Bush Elephant や Savanna Elephant 。
Norman Carr の「The Luangwa Valley 」 でもイラスト入りで紹介されており、
外見の違いとして、牙(象牙)の形を示しています。
「Forest」 は牙があまり湾曲せず、下の方に伸びています。
「Bush」は牙が湾曲して前方に伸びています。
こんな外見ではなく、DNA解析から確定されたので、仕方がないですね。
Luangwa Valley に生息しているのは、「Bush」 の方です。
「Bush」 は 「Forest」 より大型ですが、子ゾウなら、そう大きさは変わらないのかもしれませんね。
ムンダワンガ動植物園で放し飼い(?)されていた子ゾウ。
かわいいですよね。
今は立派な大人になっていることでしょう。
ちょっとぶれてますが・・・
母親のお乳を飲んでいるのでしょうか・・・・
これはSouth Luangwa で撮ったと思います。
直立・・・・ベルベット [哺乳類]
ベルベットモンキーですが・・・。
よく立ちます。
直立二足歩行の起源が、うかがえるかのようですが・・・。
実際は周りを警戒しているのではないかと・・・・。
倒木の上の方がよく見える・・・?
右よ~し
左よ~し
腰はちょっと引けてるような・・・
意外とお行儀がよい座り方
失礼な・・・・サル [哺乳類]
ザンビア大統領が、サルに放尿されるという記事がありました。
サルの種類は書いてありませんが、Vervet Monkey でしょう。
ザンビアでは、広く分布しています。
当然、Luangwa Valley でもよく見られ、家の周辺にも来ていました。
和名が「ベルベットモンキー」なので、布地のベルベットを想像してしまいますが・・・・。
綴りが違います。
布地の方は、「 Velvet 」ですね。
「 ver 」 の語源は、「 vert 」 で、これは草木の緑という意味だそうです。
布地ではなく、体色が名前の由来みたいです。
ちなみに「 vert 」の発音は、「バート」 だと思うので、和名は 「バーベット」となるのではないかと・・・。
当時、買った「 The Mammals of Zambia 」(1978)という本では、
学名は Cerocopithecus pygerythrus だったのですが・・・・。
インターネットで調べてみると、属名や種小名が変わっていて
Chlorocebus aethiops や Chlorocebus pygerythrus となっています。
学名が変わっても、同じものなんでしょうけど・・・・。
木陰でグルーミング
股間のブルーがなんとも・・・
水道の方がうまい・・・・?
とられちゃった
敵なし?・・・キリン [哺乳類]
キリンの続きです。
キリンは、その大きさから、肉食獣に捕食されないと思われていました。
しかし、ライオンに殺された例がありました。
近くで、ライオンがキリンを襲って食べたという話を聞いたので、見に行きました。
現地の人と二人、10分もかからない所なので徒歩です。
アカシアの木がまばらにあり、所々に1m位の灌木のかたまりのある所でした。
あの辺かなと思い、つかつかと歩いていくと・・・。
数m後ろにいた現地の人から、「Stop!!」の声。
10m位前方の灌木の固まり付近から、ライオンが走り出しました。
幸い、反対方向にダッシュしていったので、何ともありませんでしたが、
かなりドキドキしました。
何故、現地の人が気づいたかは、わかりませんが、さすがですね。
散歩がてら見に行ったようなものなので、現地の人もライフルなど無しで、手ぶらでした。
「もしも、もっと近づいて、ライオンが襲ってきたら、どうしてよいかわからなかった!!」と
ちょっと怒られました。
実は、その朝、その辺に、一人で散歩に行っていました。
もしかしたら、その時、近くにライオンがいたのかも・・・・・。
若そうな感じがします。
相談してるの・・・?
じゃれてる・・・?それともネッキング・・・?
帰る?
行っちゃいました。
無事大きくなれればよいのですが、中には可哀想な子も・・・。
背が高いといえば・・・キリン [哺乳類]
しばらく小さな動物が続きましたが、今回はキリンです。
キリンは1属1種で、分布域で9亜種に分かれるとされています。
ザンビアには、このうち2亜種が生息しています。
どこにでもいるかというと、そうではなく、分布域は限られています。
ザンビア南西部のザンベジ川周辺と Luangwa Valley にしかいません。
ザンベジ川周辺に生息する亜種は
Angolan Giraffe ( Giraffa camelopardalis angolensis )
和名はアンゴラキリン・・・ですかね。
Luangwa Valley の亜種は
Thornicroft Giraffe ( Giraffa camelopardalis thornicrofti )
和名はソーニクロフトキリン、キタローデシアキリンとも呼ばれるようですが・・・。
アンゴラキリンは、お隣のアンゴラやナミビアにも生息するようですが、
ソーニクロフトキリンは、Luangwa Valley にしか生息していないようです。
現地では、「 Nyamalikiti 」 と呼ばれます。
「 Nyama 」 というのは、動物という意味があります。
さて、「 likiti 」 とは・・・・・?
現地の人に聞きました。
本当なの?という答えでしたが・・・。
走る時の音からきているらしいです。
「 likiti likiti と音を出しながら走る動物」という意味だそうです。
「 Nyama 」には、「肉」という意味もあるので、「食べるの?」と聞いたところ・・・
「キリンは食べない」との答えでした。
何故かというと、「キリンの肉には、毒がある」。
古くからそう言われてきたのでしょうね。
送電線はキリンより高いですね
横顔はかわいいけど・・・
正面から見ると、ちょっと強面・・・のような